frenchtoastsanのブログ

慶應生のひとりごと

満たされない承認欲求

 

 「欲求不満」という言葉は何やらヤラシイ感じがするけれど、人間誰しも何らかの欲求を抱えていますよね。

 

 僕の場合はそれが「認められたい」という気持ちだったというだけの話です。

 

 2か月ほど前に散々就活で打ちのめされて、本当に死にたいぐらいの思いでした。だって、好意を持った企業に「お前はいらない」と言われ続けたらそりゃあ心も折れますよ。でもこの間、遺書めいたものを書く機会があったんです(説得力ないと思いますが、自殺を考えていたわけではありません。あくまで書く機会があっただけですよ)。30分ぐらいかけて書いていると、それはそれはもう涙が止まらない。「あ、なんだ自分ちゃんと生きたいんじゃん」ということに気が付けたので良かったです。

 

 まあそれはともかく、人に認められたい僕は、まず自分を認めることができないんです。これはもう、一種の病気のようなものかもしれません。僕自身は凡人、というか大半の面においては凡人よりもやや劣る人間です。だけど、いろいろな事情からめちゃくちゃ優秀な人間が身近にたくさんいます。同じ土俵にさえ立っていないのに、つい比較してしまう。彼らにとっても失礼な話です。

 

 超優秀な友人はともかく、僕はこのブログで自分の褒められるところを列挙してみようと思います。

 

①大学の成績がわりと良い。

 就活なんかでは文系の勉強は本当に評価されないですよね。インターン10社ぐらい出してもGPA書かせてきたのはたったの1社(某外コン)、専門の分野について聞いてきたのも2社ぐらいです(日系のどこか忘れた)。でも、一応学生の本分は勉強だと思うので成績は良いに越したことはないと思います。学費も高いし……。授業でインプットしたことをテストや課題でアウトプットして高評価を得ることって、十分必要なスキルだと思うんですがどうなんでしょう。もっとも、この成績でさえ親には全然褒めてもらえませんでしたけど。少なくとも、身近に僕より成績が良い人はほとんどいません。大抵の怠惰な大学生には無理だと思いますが、良い成績を取りたければ「授業中一切スマホを見ない」これに尽きます。90分間集中して講義を聞くことはできなくても、電子機器を弄らなければ授業中暇になれば多少は講義に耳を傾けるようになると思います。

 

②英語がわりとできる。

 

 僕は性格が悪いので、海外に長期間住んでいた同世代の人よりも英語のスコアが良いと、良い気分になります。ちなみに学部内の試験では800人以上いる中でtop5に入っています。もちろん筆記が得意なことと話せることは別物なので、そのあたりは謙虚に努力していこうと思っています。

 本当は短期でいいから海外留学したかったんですが、金銭的に無理なので断念しました。代わりに(?)というわけではないですが、最近歯列矯正を始めました。トータル120万円ぐらいですね……。デンタルローンを組もうかと思ったんですが、10万以上余分に払うのはやばいので、親に借金しています。このままだと就職できるかも怪しいのに、卒業後は「日本学生支援機構の無利息貸与奨学金の返還」「年金の払い込み」「矯正の代金を親に分割で返す」のオンパレードですからね。行く先が思いやられます。矯正120万もかなり高いのですが、慶應のプログラムで行く短期留学って本当に高いんですよ。3週間で110万とかするんです。まあ慶應というだけあって裕福な学生が多いので、参加者はそれなりにいますが。

 これは完全に僕の負け惜しみです。3週間で英語ペラペラになるとは思えないので(10年海外にいた知り合いは「1年じゃ喋れるようにならない」と言っていたので3週間なんて彼女に言わせれば論外でしょう)、それならあと数十年身体的特徴として残る歯並びを整えようと思ったわけです。

 

③バイトをクビになっていない

 

 なんか、認められることが思いつかないので普通のことになってしまいました・・・…。大学入学から今まで2年半近く続けているので、まあ僕にしては頑張っていると思います。親にはよく「無能」と言われますが、そんな自分を雇ってくれるバイト先は本当に神だと思います。この間はちょっとしたイベントで美味しい食事とワインをご馳走になって幸せでした。もう頼み込んで正社員にしてもらおうかな……と4日に1回ぐらい考えてしまいます。もちろん、バイト先が僕を正社員にしたいかどうかは別だということは忘れていませんよ。

 

 

まあ、僕の認められる点はそれぐらいですね。

 

どうにもならない点としては、「普通」の人間として生まれたかったということですね。正直、僕のこの満たされなさの原因の半分ぐらいはここにあります。詳しくは書けないですが、人にとって当たり前の感覚がないというのはなかなかきついものですよ。

いつか、気が向いたら詳しく書きますね。

 

おやすみなさい、それではまた。