frenchtoastsanのブログ

慶應生のひとりごと

鶏口or牛後

 

 「鶏口牛後」という四字熟語があります。自分は高校の漢文の授業で、書き下し文の形で習ったような気がします。

 

 大きな集団の末端よりも小さな集団のトップであるべきだ、という意味なのですが、本当にそうでしょうか。

 

 少なくとも、個人的な経験からはその逆じゃないかと思います。

 

 小さな集団のトップになれば、それ以上目指すものがなくなって思考が止まってしまうように思えます。自分自信、小さな集団のトップだったことがありますが、当時は視野が狭かったです。大きな集団へと移った時に、自分の至らなさを思い知って、向上心が生まれた覚えがあります。

 

 話がずれてきたような気もしますが、自分は大きな集団というか優秀な集団で落ちこぼれる方がマシだと思っているのですが、これもまた厄介な思考です。

 

 そんな環境を望んでおきながら、得意だと思っていた分野で自分以上に優れた人間をたくさん目の当たりにすると、かなり落ち込みます。もちろんそこから刺激を得てプラスに働いているということもあるんですけどね。

 

 叶うことなら、小さな集団のトップでも、大きな集団の落ちこぼれでもなく、大きな集団でトップになりたいものですよねえ。